よくある質問

  • ホメオパシーは好転反応がありますか?

    急性症状にホメオパシーレメディを使用する場合、好転反応はほとんど起こりません。軽度の慢性症状でも、市販のレメディを使用する場合は心配する必要はほとんどありません。

    しかし、重度の慢性症状で長期間にわたり薬を服用している場合は、注意が必要です。レメディを自己判断で使用せず、必ずホメオパスに相談してください。

    好転反応は副作用ではなく、一時的に症状が悪化するように見えるかもしれませんが、その後は改善していく過程です。ホメオパシーの場合、通常1〜5日で改善が見られます。

  • キネシオロジーとは?

    キネシオロジーは、元々カイロプラクティックで用いられる手技による身体の調整方法です。

    1970年代にアメリカで、一般のかたもセルフケアとしてやさしく使える「タッチフォーヘルス」として知られるようになりました。日本では199年に「タッチforヘルス健康法~キネシオロジーによる心身バランス健康法」が出版されました。

    キネシオロジーでは筋反射テストを行い、身体の調整を行う、心身のいろいろな問題を探りその改善方法を見つける、アレルギーチェックをする、自分に合ったレメディを選ぶ、というようなことが可能です。

    練習すれば誰でも身につけることができます。

  • ホメオパシーのレメディは何種類くらいあるのですか?

    現在3千種類以上あります。砂糖玉の形のレメディは、舌下または口中で溶かします。液体、クリームなどもあります。海外では注射剤もあります(注射剤は医師が扱います)。

  • レメディのポテンシーとはなんですか?

    ポテンシーとはレメディの希釈度(薄める度合い)のことです。
    X, C, Mといった記号がついています。(例:6X, 30C, 10Mなど)
    X→C→Mの順に希釈度は高くなります。

    よく使われるポテンシーととり方の目安をご紹介します。

    • 6Xは低ポテンシーで、身体的な問題に働きかけます。
      ティシューソルトがこのポテンシーです。
      とり方の目安は、1日に3回くらいで、長く続ける場合もあります。
    • 6Cのポテンシーというのも、身体的な問題に働きかけます。
      イギリスの市販のレメディなど。
      とり方の目安は、1日に2、3回くらい。症状にあわせて数日間~数週間。
    • 30Cは中程度のポテンシーで、身体面だけでなく感情面にも働きかけます。
      イギリスの市販のレメディやレメディキットなど。
      とり方の目安は、1日に1~2回。症状にあわせて1~5日間(急性症状の場合)。
    • 200Cは高ポテンシーで、激しい身体的な症状に(高熱、出産時など)。
      出産用レメディキットなど。
      とり方の目安は、状況によります。
    • 1Mや10Mは高ポテンシーで、感情面に深く働きかけます。
      通常はホメオパスが用います。

    その他、LMポテンシーという特殊なものもあります。
    これは液体の形のレメディで、とりかたも特殊です。
    通常はホメオパスが用います。

  • ホメオパシーの働きとは何ですか?

    ホメオパシーのレメディには物質が含まれていないので、物質成分が働くわけではありません。レメディをとることで「レメディの原料が持つ情報を受けとる」ということが起こります。

    【例】花粉症で涙や鼻水が止まらないとき、アリウム・セパ(タマネギから作られたレメディ)というレメディをとると、症状が軽減する。

    このしくみを説明すると、

    タマネギを切ると涙が出る、というのは花粉症と同じような症状ですね。
    アリウム・セパは、あなたに「タマネギを切っているのと同じような症状が現れてますよ~」という情報を与えます。

    その情報を受けとるとあなたの身体は「あーそうなのか」と気づいて、自分で治そうと働き出します。それで症状が軽減するのです。

     

    このようにホメオパシーは、症状と同じ種類の情報(同種の情報)を与える方法なのです(日本語では同種療法)。

    薬のように物質成分で症状を抑えるものではなく「自己治癒力が働いた結果として症状が改善する」のです。

    生命体がホメオパシーレメディの情報を再生するしくみというのは、まだ科学的には証明されていませんが、200年以上の実例があることで現在も用いられているのです。

  • ホメオパシーはどんな病気に使えるのですか?

    具体的な例です。

    【急性症状の例】
    風邪、発熱、咳、鼻水、胃痛、下痢、食あたり、頭痛、ショック、時差ぼけ、ケガ、虫刺され、日焼け、じんましん、乗り物酔い、二日酔い、口内炎etc.

    【慢性症状の例)
    アレルギー(花粉症・喘息・アトピー・鼻炎)、不眠症、高血圧、糖尿病、腰痛、リューマチ、関節痛、慢性疲労、肝臓病、腎臓病、心臓病、偏頭痛、便秘、甲状腺の問題、むくみ、蓄膿症、眼の疾患、ポリープ、腫瘍、ガン、神経痛、ストレス、女性の疾患(生理痛・PMS・生理不順・更年期・妊娠中の症状)、男性の疾患(前立腺肥大・インポテンツetc.)、心の問題(SAD・うつ・不安・パニック障害)、原因不明の病気、赤ちゃんと子供の病気全般etc.
    ※重い慢性症状で薬を服用されている場合は、医師と相談の上でご使用ください。

  • ホメオパシーは薬や他の治療法と併用できますか?

    はい。ホメオパシーを使うことで薬の必要量が減ったり、薬が不要になるようなこともあります。
    しかし、医師に相談しないで勝手に重要な薬の服用量を減らしたり服薬を止めたりするのは厳禁です。

    中止することができないお薬を服用中の方、また多数のお薬を服用中の方でもホメオパシーレメディを用いることは可能ですが、ホメオパスにご相談下さい。

    通常医療以外のほとんどの補完療法(カイロプラクティック、鍼、アロマセラピー、フラワーエッセンス、オーラソーマなど)は自己治癒力を取り戻すことに基づいているので、ホメオパシーと併用できます。

  • ホメオパシーでは何回くらい相談が必要ですか?

    急性症状は、1回の相談で改善する場合が多いです。“急に出た症状”なのですぐ治りやすいのです。

    慢性症状は症状が長引いて慢性化したものです。長くなればなるほど、心身ともにその状態に固まってしまっています。なので急激に大きな変化を求めすぎると、全体のバランスが崩れて不快な好転反応も起きやすくなります。
    毎回の相談で、症状の経過や医薬品の使用状況などを確かめながら継続する必要があります。
    慢性症状について4~6週間ごとの相談で、数回でめざましく改善する方も多いですが、レメディに対する反応は個人によって違うので一概には言えません。

  • クラシカルホメオパシー、プラクティカルホメオパシーの違いは何ですか?

    流派のような違いではありません。一言でいうと「ホメオパシーレメディの使い方の違い」です。なぜ使い方が違ってくるかというと「クライアントさんの状態のとらえかたが違う」からです。
    これには、200年前と現代の環境の大きな違いという歴史的な背景があります。ここでは簡単にレメディの使い方の違いだけを述べます。

     

    ▼クラシカル・ホメオパシー
    主に精神と感情面を重視します。基本的にレメディは1種類、リピート回数は1〜数回程度で、その後の変化を見ます。
    変化は出たり出なかったりしますが、次回の相談まではそのまま待つのが普通です。

     

    ▼プラクティカル・ホメオパシー
    精神と感情面および身体的症状も重視します。レメディは1〜数種類、リピート回数もさまざまです。
    症状の変化が大きくてクライアントに負担がかかる場合、症状緩和のためのレメディを一時的に使うこともあります。臓器サポートや解毒(デトックス)を目的としてレメディを使うこともよくあります。
    ケースに応じてクラシカルな方法で1種類のレメディだけを用いることもあります。

     

    クラシカル以外のやりかたはすべてプラクティカルと呼ばれますが、クラシカル、プラクティカル共に、ホメオパスによって独自のやり方もあります。

  • ホメオパシーのレメディはずっと続けないといけないのですか?

    いいえ。ホメオパシーは自己治癒力を高めて治癒を促進するものですから、健康が回復すればとる必要はありません。

    慢性症状によってはレメディを長期間つづけるほうが良いでしょう。とる頻度を減らして続けることもあります。

    健康維持の目的で、根本体質レメディを年1回とる、というようなこともあります。

  • レメディは何種類くらいとる必要があるのですか?

    急性症状には、通常まず1種類だけとります。もっとも症状に合うと思われるレメディを選びます。もし2種類のどちらかわからない、というような場合は、朝と夜などに分けて1種類ずつとってみてください。

    慢性症状には、場合によって複数のレメディを用いることもあります。

    いずれの場合も、必要なものをキネシオロジー筋反射テストで確認することができます。

  • ホメオパシーのレメディは何回繰り返してとるのですか?(リピート回数)
    • それほど激しくない急性症状なら、1日2〜3回、1~5日間とります。
    • 症状の特徴がはっきりしない時は、しばらく様子をみて特徴が現れるまで待ちます。あせっていろいろレメディをとらないこと!
    • 急性の激しい症状ならば、症状の特徴に一番合うと思われるレメディを、15分ごとくらいに5,6回、繰り返します。

    いずれの場合も、途中で症状が良くなってきた兆しがみえたら、とるのを止めてしばらく様子をみましょう。また同じような症状が戻ったら、同じレメディを摂ります。

     

    一つのレメディを5,6回繰り返しても変化がないときは、別のレメディを同じように繰り返してください。
    もし途中で新しい症状が出てきたら、その症状に合う別のレメディに変えます。

     

    もちろん、一刻を争うような場合は直感、常識に従ってください。緊急の場合もレメディをとりながら救助を待つことができます。

    もし、ホメオパシーのレメディが選ぶ余裕がなければ、バッチフラワーのレスキューレメディ、またはブッシュフラワーのイマージェンシーエッセンスをとってください。

  • 指示通りにレメディをとらないといけないのですか?とるのを忘れたらどうしましょう?

    レメディは薬のように「とっている間だけ効く」というものではありません。
    池に石を投げると波紋ができるように、エネルギー的な刺激の波は少々とるのを忘れても消えずに広がり続けます。
    ただしレメディによってはリピート回数が大切ですので、今日とるのを忘れたら翌日とって下さい。

    特に慢性症状の場合は、スムーズに自己治癒力が働き出すとは限りません。繰り返しレメディをとって刺激を与える必要があります。

    もしいつもとるのを忘れるなら、当然期待するような結果は得られません。

  • ライフスタイルや食事のアドバイスに従うことは難しいのですが?

    慢性症状の多くはライフスタイルや食事に関連しています。たとえば、お酒の飲みすぎで肝臓を悪くしているのであれば、まず飲酒を控える必要がありますね。

    ホメオパシーレメディは症状をコントロールするわけではなく、弱った自己治癒力を刺激するものですから、治癒の障害となるものは取り除くほうが早い回復が期待できます。

    健康の回復と維持のためには、レメディだけをとれば良い、というものではありません。自分自身の気づきや自覚がたいへん大切なのです。
    毎日の生活に責任を持つのは、結局自分なのです。

    しかしそういうことができないというかたは、まずそういった傾向や思い込みを改善する必要があると思われます。

  • ホメオパシーでデトックス(解毒)できますか?

    デトックスしたいというかたは多いですね。ホメオパシーは自然治癒力を高めるので、身体がデトックスの方向へ向かうようにレメディを使うことはできます。ただ、デトックスはどんな方法でも注意深く行なう必要があります。なぜなら急激なデトックスは返って気分を悪くしたりすることがあるからです。

    ホメオパシーも例外ではありません。ホメオパシーで自然治癒力を働かせるバイタルフォース(生命エネルギー)が急に強くなると、身体は一気に毒素を追い出そうとします。その際もし便秘などがあると排泄が追いつかず、皮膚に湿疹が出たりすることも。
    特に慢性症状があるかたは自己判断ではなく、セッションで必要と判断された場合のみ行なうことをお勧めします。

    デトックスは急激に行う必要はありません。スムーズに穏やかに、を心がけましょう。